過去か未来か
「第3者」としての役目
先日の日本ホームインスペクション協会主催の実地研修の振り返りでインスペクターとしてのマインドも研修の振り返りと共に大変勉強になったことを日報に残したいと思います。
そのマインドとは、私達インスペクターは「欠陥」を見つけるのではなく、あくまでも現状の「不具合」を見つけ、それをお客様に伝える。
過去の否定ではなく、未来に向けてどう考えるか、その材料を見つけ改善案等含めて安心していただくことが私たちインスペクターの役目だということです。
このマインドは、私が仕事をする上でも、大変重要な要素です。具体的には、インスペクターとしても、マンション管理士としても客観的な「第三者」としてアドバイスをします。
第三者とは簡単に言うと【誰から見ても公平な立場】の事です。感情的になってもいけないですし、客観的な事実のみ伝えることが仕事の本質です。
ご相談の中には、「過去」の話が大半になってしまい、大事な「未来」の話ができなかったなんてことも少なくありません。裁判を起こして、白黒はっきりさせるのも一つの方法ですが、費用と時間、そして何より精神的な面で良くない方向に進むと実際に裁判をご経験されている方からは話を聞きます。
そうなると、変えられない過去よりも過去を受け止めて未来のことを建設的に検討していくことがお互いにとって有益なんだと思います。とは言え、言葉でいえば簡単な綺麗事になってしまうので、お話を聞きながらどうしていきたいかが第三者がいることによって話が進むことも多くあると思うので少しでもお役に立てるファシリテーターに常に意識してお話しさせていただくことが、私には必要です。
未来に向けての話し合い
週末は、あと一か月で管理会社と契約を終了になる管理組合の皆さんのお手伝いを行いました。
以前より話をしながら進めていったので、内定の話し合いは30分で終了。あとは大事なプロセスである臨時総会の招集→臨時総会開催→仕様の最終打合せ→契約→引継ぎ開始と目まぐるしいスケジュールとなります。この後も色々なことを改善できるよう未来に向けての話し合いが始まります。
マンションの合意形成はなかなか大変ですが、できる限りサポートさせていただきます。
今週は打合せや相談、現地の下見等でバタバタとなりそうですが楽しい予定が盛りだくさんです。
今週も笑顔で頑張りましょう!